トリコモナスになる主な原因は性行為であり、
タオルや衣類を介して感染するケースがあります。
また、ごく稀に分泌時に母体からの産道感染もあります。
症状は約3週間であらわれるようになり、
おりものの増加やかゆみや悪臭といった特徴があるので、
症状があるというかたは、
早急に検査するようにしてください。

治療の方法は膣洗浄をおこなった後に「メトロニダゾール」、
「チニダゾール」を内服や膣錠を連日10日間おこないます。
「メトロニダゾール」や「チニダゾール」は妊娠12週以内のかたへは禁止されており、
妊娠12週以降から治療を開始する流れになります。

トリコモナスは性感染症であるため、
治療の際は必ずパートナーのかたも治療をおこなってもらいます。
男性の場合は内服薬のみの治療となるのでご安心ください。
治療期間中はピンポン感染防止のため、
性行為の際はコンドームを使用してもらいます。

ご自身だけでなく、パートナーのかたも感染しているケースがあり、
症状がひどくないからといって油断はできません。
パートナーのかたときちんと性行為をおこなうには、
トリコモナスを治療していかないといけないとともに、
パートナーのかたと良質な関係を築くためにも非常に重要なことです。

腎・泌尿器科成田クリニック